人と触れ合いすぎたせいで、ものが書けなくなるということもあるようだ。
昨年の春から、つい先月くらいまでの美月雨竜さんは、まさにそんな状態にあった。
何も書けないどころか、本も映画もテレビドラマも音楽も、以前のように楽しんだり、考察してみたりすることができなくなっていた。
そういったことに費やすための体力が、人付き合いによってもぎ取られていったようである。
もちろん、人と触れ合わなすぎても、きっとこのシチメンドクサイ20代後半男子は、何も書けなくなるのであろうが、重要なのはバランスと付き合う人間の種類である。元来、合わない人間と、過剰に関わっていれば、元々ない体力と気力を根こそぎ奪われてしまって当然である。
「慣れないことは、しなさんな」と、腐れ縁の某男子は言った。
「なぜ、あえて面白くない道を選んだの? Mに目覚めたの? ああ、あたしと友達なんだからMに決まってはいるか」と、腐れ縁の某女子は言った。
確かに不可解である。なぜ、長い付き合いのユカイな連中と会話する時間を削ってまで、わざわざ自ら、合わない人たちとの交流時間を増やしていたのだろう。未知のものへの好奇心のようなものは、多少強い方ではあるし、熱しやすく冷めづらい性分でもある。だが、逃げ足の速さもまた、私という人間の特色だったはずである。今回は、撤退の判断が遅れた。
人間というものは、とかくメンドクサイものである。ゆえに面白いものでもあるのだが、あまり近づきすぎると体に良くない。
何をいまさらという結論ではあるが、この1年間で、かなりしっかりと学んだことだろう。できれば、もっと軽く学びたかった。
そして、美月雨竜史史上最低最悪となった2012年の誕生日を繰り返さないためにも、2013年は、もっと慎重に人間を見つめようと思うのであった。
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呟き散らかしたこと
衿沢世衣子さんの『ちづかマップ』第2巻ようやく入手。今回は竹井さんに惚れました。
ところで、『ちづかマップ』の竹井さんと『SatoShio』の青竹さんってなんか関係あるのかな。
不機嫌顔美人繋がり。そういえば、今日マチ子さんの『みかこさん』も好き。
よく笑う子ってあんまり好きじゃないのよ。笑いの沸点低そうで。あと大抵ニコニコしてる子ってのもあまり好きじゃない。いざ表情が暗くなると、やたら心配になるし。
好みのタイプ「たまに笑う子」?
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自分が本当に馬鹿だと思うなら、自分の思っている「普通の事」や「常識」は、ひょっとしたら間違いなんじゃないかと考えるのが「普通」な気がするのだが。
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昔、なんという雑誌だったか忘れてしまったが、市川準監督の『たどんとちくわ』(1998年公開。原作は椎名誠)について「これまでにない役所広司のキレっぷり」というようなことが書いてあって、たしかに『たどんとちくわ』で役所広司はキレているのだけど、この人(書き手)は、細野辰興監督の『シャブ極道』(1996年)を観てないのだなあと思った。
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