『やるならやらねば』というタイトルの番組でも打ち切りになったわけですし。

 YOSAKOIソーランが嫌いなのは、小学校で無理矢理やらされたからというのが第一の理由だが、そもそもあの衣装も踊りもなんだか成人式で暴れる新成人を連想させて、いわば「田舎のヤンキー文化」に思える。厳かでは全くないし、スタイリッシュだとも感じない。やりたい者だけでやっている分には構わないが、あれを教育の場に持ち込みやがった教職員どもは末代まで呪ってやるつもりである。

 北海道の有名な祭りといえば、他に「雪まつり」があり、こちらは少なくともYOSAKOIソーランよりは歴史があるものの、私の育った場所が開催地から遠かったためか、雪像作りが教育の場に持ち込まれたことはない。それどころか、休み時間や放課後に小さな雪だるまを作ったことすらない。

 真冬に外で遊びまわるほどの無邪気さも体力もなかった私の目には入らなかっただけかもしれないが、私が学校という場で雪だるまを目にしたのは高校に入ってからである。別のクラスの暇で元気な女子数名が作ったものらしかったが、暇で元気な割には出来の悪い雪だるまだったと記憶している。彼女たちが後に雪まつりに携わったかどうかは知らない。

 収束しないコロナ禍の影響で、今年のYOSAKOIソーランは秋に延期ということになったようだが、私の長年の憎悪も虚しく強行される気配の東京オリンピックを終えた後、五輪のように鬱陶しいほど重要視されることもないYOSAKOIソーランが本当に開催できるのかどうかは東京五輪の成功以上に疑わしい。

 まあ、私にとっては憎しみの対象でしかないので、コロナが収束しようがしまいが中止になってくれて一向に構わないのだけれど。

 

追記:タイトルはともかく『やるならやらねば』は好きな番組でした。