それでも大事をとっておとなしくしています

 2度目の新型コロナウイルス予防接種を受けた。副反応の強さはワクチンの種類にもよるだろうが、個人差もあるということは理解していたものの、基本的には2度目の接種の方が起きやすいと聞いていたのに、どちらかといえば今回の方が影響が小さいように感じている。1回目の際も、2日半ほどの筋肉痛程度で済んだのだが、今回はその筋肉痛自体が非常に弱いもので、「まさか、ただ針を刺しただけでは」と疑おうと思えば疑えそうだが、反ワクチンを唱えるような医者(そんな者を医者と呼ぶべきかどうか迷うが)が担当だったならばともかく、細かいアレルギーの有無や副反応への対処法なども丁寧に説明してくれた病院に対してそれは不義理と言うべきだろう。

 では、副反応が起き易いといわれる2度目の接種のほうが小さい影響で済んだのは何故だろう。もちろん、専門家に話を伺えば良いのだが、あえて素人が想像してみると、ひょっとして緊張感の差だったりするのかしらとは思う。いくら病院慣れ、注射慣れしている私とはいえ、新型コロナウイルスに対するワクチンは初めてなわけで、おそらく1度目の接種の際は筋肉に多少の強張りがあったように思う。そもそもの副反応が筋肉痛程度しかなかったのだから、手順や注射自体の痛みの強さも理解した2度目の接種のほうが、私の左上腕二頭筋付近もリラックスしていたのだろう。諸事情で1度目よりも寝不足気味ではあったものの、あくまで「気味」程度のもので、緊張感のほうが大きく影響していたのかもしれない。

 なにはともあれ、(今のところは)無事にワクチン接種を終えることが出来たと言えるわけで、あとは(極少数ではあるものの)親しいと呼べる人たちのうちでまだ接種できていない人たちや、いわゆる自分の〈推し〉たちが大きな副反応もなく、無事にワクチンを接種し終えることを祈るばかりである。