朝、もしくは大抵興味のない報道ならびに絶不調

 占いの信憑性など語るのも馬鹿らしいが、朝のワイドショーで各局がそれぞれ(ひょっとしたら下っ端のスタッフによる適当なでっちあげによって)放送している「今日の占い」のような、とりわけ当てにならなそうなものに関しては、せめて誕生月占いや星座占いなどの場合、放送日が誕生日に近い対象はサービスでなるべく下位に置かないようにする程度のやらせというか配慮はあって良いのではないか。ただでさえ気分の沈みがちな朝っぱらから、いきなり「今日最もついてないのは○○座のあなた」などと一方的に判断されるのは、いくら当てにならない占いとはいえ、ただの嫌がらせに等しい。どうせ、有益な情報など殆どないのだから、もう少し気分良くその日を迎えられるようにしてくれても罰は当たらないだろう。それとも、この程度の配慮ですらテレビを批判したくてたまらない人にとっては、許されざる忖度・捏造として炎上するのだろうか。もっとも、それに怯えて平等に順位をつけるくらいなら、後に謝罪会見を開くようなあからさまな不祥事を起こさないでもらいたいが。

 小学校時代、3年ほどかけて各放送局の朝の占いをチェックし、なんらかの傾向が見つけられないかと調査してみたが、私程度の児童時代では何の手がかりも発見できなかった。占い自体の的中率は別としても、担当者ごとに何かしらのルールはあるのかもしれないが、どうしてもそれを守らなければならない理由は、とうに義務教育を終えた現在もなお理解できずにいる。