2014-01-01から1年間の記事一覧

暑さ寒さも彼岸まで、という悲願

『ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク』(1997年/スティーヴン・スピルバーグ)で、ティラノサウルスがサンディエゴに現れ、パニックとなるシーンがあるのだが、そこで日本人のおっさんが逃げまどいながら「これが嫌だから、東京を出たのに」と言って…

白樺 青空 南風

また軽めの風邪でもひいたのだと思っていたが、どうやらシラカバ花粉にやられたようだ。 かといって、窓を閉め切っていると、暑くて何もできないほどに、ここ北海道も夏の装いを見せんでも良いのに見せ始めているため、鼻水が止めどなく垂れてこようとも、目…

未来が今だと気づかずに

「Standing tough under stars and stripes We can tell This dream's in sight You've got to admit it At this point in time that it's clear The future looks bright(星条旗の下にしっかりと立ち 語り合おう 未来はすぐそこまで来ている 君だってそれ…

アトミック・シスターズ

「災害に物語を見出そうとするのは、所詮は他人事だからに違いない。自覚のない「他人事」は、かなりたちが悪い。当事者ではないという自覚と、だからこそそこに過剰な物語を見出そうとしないことには、常に注意し続けなくてはならないと思う」(菊池誠) 日…

雀蜂の飛行

このところ、眠ると、熊に追われる夢ばかり見ている。 幸い、まだ熊に追われたことはないが、熊蜂に追われて刺されたことはある。 ところで、スズメバチは恐ろしいが格好良いとも思うのだが、どうも熊蜂は格好良いとは思えない。特殊部隊の隊長と、高校の柔…

あらかじめ決められた支持者たちのための発言には誰も敵わない

『美味しんぼ』に関する話は、もう色々うんざりなのだけど、『美味しんぼ』を支持する人の中には、政府は必ず敵でなければならないというような思想の人が結構な割合でいるようなので、政府の人間が否定的な発言をするのは、ある意味で、風評被害の阻止とい…

「そろそろ諦めないと、次の試合に行けなくなるよ」

なんか色々とうんざりとすることがあるから、ずっと忍野扇ちゃんに「愚か者ですねえ」と蔑まれていたい気分。 ※〈物語〉シリーズを読んでいる人ならわかってくれるかと思いますが、扇ちゃんに蔑まれたいという願望は、つまり考えることをやめないのと同義で…

「洗濯物のリストを見せてくれ。それに曲をつけてやるぞ」(by.ロッシーニ)

「野球解説者のほとんどは、元野球選手であるのに、映画評論家のほとんどは元映画作家ではないのはどういうことか!」というような話に賛同していた映画作家が、こと科学の話になると、ちゃんとした科学者よりも、ジャーナリストや芸術家、それどころかネッ…

ヘイト以前にデマなわけで…

※日曜と水曜にブログを更新する決まりを自分の中で勝手に作っていたのだけど、昨日は諸事情で更新できず。しかし、せっかく守ってきた法則を壊すと、記事一覧なんかのバランスが崩れて汚いので、詳細編集で5月7日(水)付の日記にしました。実際に書いたのは…

「笑う洋楽展」に混じりたい

BSプレミアムで放送中の『笑う洋楽展』は、観ているとなんとなくニコ生向きの企画なんじゃないかとも思う。コメントで参加したくなってくる。 というのも、洋楽に限らず、いや音楽に限らず、仲間内で映像を見ながら、あーだこーだとくだらない話をして盛り上…

あの娘はアノマロカリスが好き

小路幸也先生が日記の中で『エデンの東』について触れ、「名作と呼ばれるものは何でも観たほうがいいよ」と言っているのだが、どうも私は、特に映画に関しては、怪作・珍作・問題作ばかり狙って観ていた感があり、名作中の名作と呼ばれる作品で、いまだに観…

読む気のなくなる、芸術家(笑)気取り/可哀そうなアタシ(笑)系ポエム風文章を真似てみる

さようなら さようなら 思考の海にひとり漂いながら 私はあなたのことを考えていた あなたは私を求めていたけど 本当は優しくしてほしいだけだったのね 束の間のあなたの優しさに 私はすがって、あなたも私を求めて でも、白かった私のキャンパスは汚れてい…

感動は思考を止めますからねえ

自分が感動したものを批判されるのは、たしかに気持ちの良いことではないけれど、だからといって「感動した気持ちを台無しにされた」という理由だけで、批判した人物を批判するのは、あまりに感情的すぎるというか、ちゃんと考える気のない人間の行為だと思…

有益な寄生虫のような存在

働いてもいないし、働こうともしていないし、主婦/主夫というわけでもないが、家事手伝いというぼんやりした呼び方では申し訳なくなるレベルで家事・炊事をこなす存在を「ニート」と呼んでも良いものかどうかという話は、私と私の仲間内では何年も前からよ…

私はまだかつて嫌いな人に逢ったことがないなんて言えないよ絶対

「私はまだかつて嫌いな人に逢ったことがない」というのは、故・淀川長治の口癖であり、著作のタイトルでもあるのだが、不勉強な編集者に腹が立ったという発言もあるので、たぶんその人のことは嫌いだったんじゃないかと思う。まあ、「嫌な人」はいても「嫌…

春なんて気持ちいいわけないだろ

ストーブをつけると、なんというか部屋の空気が淀むような気がして好きではないのだが、まだ北海道は朝方など特に寒く、つけずにはちょっと生活できないので、仕方なくつけるのだが、やはりどうにも空気が悪くなって、昼ごろ陽がさしている時は窓を開けて換…

私は責任者には似合わない

容姿の話である。 当然、何かの言いだしっぺになれば、最高責任者とまではいかずとも、なんらかの責任は生じてくる。いや、生きているだけで、人間は色んな責任でがんじがらめである。しかしながら、「責任者」という形の見える存在となると、どうにも私の姿…

グズと地デジと砂嵐

たしか、『伊東家の食卓』で紹介された裏技だったと思うが、小さな子供がグズった時に、テレビの砂嵐画面を見せるとおとなしくなる、というのがあった。本当かどうかは知らないが、あの音は、母親の胎内の音に似ているらしく、ゆえに子供のグズりが治まるの…

『世にも奇妙な物語』に関して、あれこれと  その2

今回は、「世にも奇妙な物語で映像化してほしい原作」について。 なるべく、まだ「世にも」で作品が映像化されていない作家から選んでみます。 ネタバレになるので、内容に関しては、ほぼ語りませんが…。 ・小説 多く映像化されている作家は、筒井康隆が8作…

『世にも奇妙な物語』に関して、あれこれと

『世にも奇妙な物語』が好きである。 大元とも言える『ミステリー・ゾーン』や『ヒッチコック劇場』なんかも好きだが、当然これらは、リアルタイムで鑑賞できていない。幼い頃、あのなんとも言えないテーマ曲に惹かれ、怖い物見たさで観始めたら、実際怖くて…

部屋の窓から見える景色は、とても野球ができるような景色ではない。まだ雪あるし…

今朝の『ごちそうさん』を見ていたら、GHQが甲子園を「一年に二度もあるのがそもそもおかしい。そんなにやってたらバカになる」と言って中止しようとするのに対し、「日本には文武両道という言葉がありまして」と反論すると、腕立て伏せをしながら数式を解か…

過程か結果か

映画学校時代の同期生が、どうやら何かちょっとあったようで、「過程より結果が大事なのか」というありがちな悩みを呟いていた。 ありがちな悩みを持ってはいけない理由なんてないし、自分だってそんな気分になったことがないわけでもないので、コメントした…

歯科医でノスタルジー

定期健診のために歯医者へ行ったら、待合室のテレビで「みんなのうた」が映っていて、私が見ていた頃の「うたのおにいさん」である坂田おさむさんの「ねむいいぬ」という歌が流れていた。 今、通っている歯医者は、私が小さい頃から通っていたところで、設備…

やりたいことだけやりたいわけではなく、やらなくてもいいうえにやりたくないことをやらされすぎ

タコの入っていないタコ焼きはタコ焼きとは呼べないが、マヨネーズがかかっていなくてもタコ焼きはタコ焼きである。というか、さまぁ〜ずのお二人も言っていたが、いつからタコ焼きにマヨネーズは「かかっているもの」になってしまったのだろう。 タコ焼きだ…

そして、大抵悪人の方が賢い

万引き犯を捕まえたのが殺人鬼だったからといって、万引き犯の罪が免除されるわけではない。 ……はずなのだが、現実では、けっこう「捕まえたの殺人鬼の方が悪い奴だから、万引きなんてどうでもいい」という考えの人がいる。 そりゃ、たしかに「お前が言うな…

りんごゼリーは入院生活の味

休養中だったナインティナインの岡村隆史がペルーの落盤事故救出劇を模して「めちゃイケ」に復帰した際、矢部浩之に小さなゼリー(なかよしゼリー)を渡す場面があったが、入院中に食べたおやつって、たしかにああいうゼリーだったなと思い出した。保育所で…

目を瞑れば痛くない

腹痛以外は大抵目を瞑って横になると治る。風呂に浸かって目を瞑るのも良い。 まあ、その程度の痛みしかまだ味わってないだけのことかもしれない。 ただし、寝すぎると腰やら肩やらが痛くなってきて、これはもう目を瞑っても横になっても痛みはとれない。横…

腹だけはやたら減る

心気症的な症状が完全に消えたわけではないが、ストレスからくる体調不良の激しさに脳が防衛本能を発揮したのか、ちょっとだけ悩まなくなり、その結果、悩んではいるが食欲がなくなるほどではなく、むしろそれでも悩んでいるせいでやたら腹が減る、という状…

人生に必要な知恵の半分は病室のベッドで学んだ

幼少期は何度も入院していたので、いわゆる原風景のひとつが病室になっているわけだが、その病棟も何年も前に老朽化のため取り壊されてしまって、なんだか寂しい限りである。幼少期の私が、入院に限らず何度も通ったあのちょっと古い病院は、今は立派なもの…

長生きしたけりゃ恋するな

美月雨竜さんは、治癒不可能な難病「病気こわい病」「自分はひょっとしたら重病かもしれない病」(別名:さまぁ〜ず大竹病)を患っているわけですが、この病の何が一番厄介かといえば、日常における不安のストレスがとんでもなく多いことで、それが原因で本…