2023-01-01から1年間の記事一覧

さよならぼくの(いたかもしれない)ともだち

今年も近隣地域での熊の目撃情報が結構な頻度で伝えられる。自分も含め、親類・知人たちの中に被害に遭う者がいつ現れてもおかしくはない。 もっとも、熊たちは昔からこの地に暮らしているため、遭遇する可能性はずっとあったわけだ。私が幼い頃から、防風林…

誰がためにカエルは鳴いていたのか

私が小学生くらいの頃は、雨があがるとアスファルトで干からびているミミズをよく目にした。草むしり中でも、うにょろうにょろと太めのミミズが現れたりしたものだ。 外を歩く機会が減ったことも影響しているだろうが、元気なミミズも干物のミミズもしばらく…

中指ジェリーの小さな災難

寒暖の差が激し過ぎるせいか、増えた薬の影響か、眠気に襲われる頻度がこころなしか増えてしまった気がする。意思に反して首がカクンとなりそうで、刃物を持つのが怖くて仕方ない。 それでも、何かしらやらなければいけない事というのは、静養中の身にも容赦…

奴らは逃げも隠れも気づきもしない

半強制状態のスポーツ指導が夜まで続き、多くの子供が親に迎えに来てもらうなか、家と学校の距離が近いという理由で迎えを願う電話を教師に止められた子供が、もしも帰り道に別の子供の親が運転する車に轢かれて亡くなったなら、『相棒』の極端に重苦しいエ…

思考の肥やしにならなかった「かけがえのない思い出」たち

学校教育に関わろうとする者の大半は、概ね学校生活が楽しかった者たちだという話がある。統計学的なデータがあるわけではないだろうから、「なんとなく共感を得られ易い主観」くらいのものではあろう。しかしながら、私自身もそういう面は多々あるのではな…

ざんねんぼくのまち

地元の市街地に出向くたび、街づくりの下手さに哀しみすら感じる。素人には計り知れない諸々の事情があるのかもしれないが、親族・知人の大半が私に同意する。もちろん、私の広いとは言えない交友関係の話ではあるが。 私の在住地域に関しては、何度もおおま…

凡庸な前世の非凡な他人

仮に前世というものがあったとして、しかし、現世の記憶の中に現れた前世と思われる記憶というのは、はたして本当に自分の前世なのか。前世の記憶ではあるものの、脳内に思い出として広がる光景は、ひょっとしたら前世の自分が実際に体験した出来事ではなく…

時間が解決するどころか新しい悩みを増やしていく

30代も後半となると、できれば思い出したくもない、しかし人として後悔し続けるべき記憶というものが数えきれないほど溜まっていく。清く正しく生き続けた者であれば、そんな記憶も数えるほどしか存在しないのかもしれないが、清く正しく生きていると自負し…

最低時速40キロの凶器ひしめく家の外

子供は外で遊ぶべきだと主張するのであれば、行き交う自動車の量を減らすために知恵を絞ることが必要だと思うのだけれど、その点を踏まえて論じている光景は(私が自動車嫌いであることも影響はしているが)あまり目にせず、結局自分たちの利便性は手放した…

怪物たちの幸福な住処

大ヒット映画すら公開されない危険性のある地方都市のレンタルビデオ/DVDショップの棚にも、B級以下のモンスター映画(テレビ映画率高し)がそれなりに揃っていたりするのは何故なのだろう。ゴダールやトリュフォーの作品は3本くらいしか置いていない店でも…

薬師07

薬が増えました。 たぶん、しばらく眠気が来やすい。 今、まさに来ている。 ひぐらしのなく頃に 第1話 鬼隠し編 上 (講談社BOX) 作者:竜騎士07 講談社 Amazon ファイナルファンタジー5〈基礎知識編〉 NTT出版 Amazon

「知らない人について行ってはいけません」

候補者の中に知り合いが居なければ、誰にも投票できないという人も存在するらしい。生徒会選挙でもあるまいに。 まともな神経ならば何もかも捨て去って雲隠れしたくなるほどの醜態を晒したような人物が平気な顔で再度立候補していて、そもそもまともな神経な…

それでもやっぱりトラでした

虎に噛まれる夢を見た。 鹿ではない。その姿は紛れもなく虎であった。夢なので「紛れもなく」というのもおかしな話ではあるが。 右足のふくらはぎに何かチクチクする程度の痛みがあった。どうやら、母の実家の飼い猫が甘噛みしてきた時の感覚が流用されてい…

選ばれざる者

そこまで大きな町でもないので、地方議員選挙であれば、そろそろ同世代の知り合いが候補者に紛れ込んでいてもおかしくはないのだが、幸い(?)私個人が見知った顔はいない。まあ、いたところで投票しても良いと思えるのは極々少数しか存在しないのだけれど…

学級会レベルの話し合いすらできなかったあいつらのこと

選挙のたびに思うのは、地元の投票所で同世代の知人と出くわすことが皆無に等しいということで、いかんせん紛うことなき僻地であるため、そもそも人間が少なく、誰とも出くわさない場合もあるのだが、会釈するような間柄の知人は年長者ばかりである。 では、…

奴らは殺生させるために寄って来る

効果があるのかないのか、あるにしても我が家の立地条件で十分な力を発揮してくれているのか、そもそも単純に発生数が少ない状態だったのか商品の効果だったのかをどう判断すればよいのか。あれこれ悩みつつも、やはりこの時期になると買い込んでしまう。何…

Home And Dry

異常な湿気で部屋が腐りはじめる夢を見た。壁も天井も一面、春先に溶け残った雪や氷のような薄汚い水気で覆われ、触ると嫌なぬめりまで感じる。気づかぬうちにここまで進行していては、部屋に保管してある書物などの大切なものも全て侵食されているだろうと…

イカロスを偲んで

1985年、大鳴門橋の開通祝賀式で曲技飛行中のセスナ機が墜落した。事故の瞬間は映像で記録されており、衝撃映像特番等でも何度か放送されているのだが、観客らしき人物の「落ちたー」という声が妙に切迫感の欠けるものだったのが印象に残る。 事件・事故・災…

God Only Knows?

小学3年のとある日、夕食を終えた午後6時過頃に自宅の電話が鳴り、同級生のロープス君(仮名)が家に帰って来ていないという連絡があった。全校児童30数名ほどの我が母校では、仲の良し悪しに限らず、全児童どころか大半の保護者の顔と名前も一致している状…

車は動かさないに限る

思い返してみれば、自動車のハンドルを握った回数よりも、自動車事故を目撃した回数の方が多い。このような境遇で自動車というものに何の不安も感じないのだとしたら、それはあまりに危機意識が欠けていると思うし、生まれつき過剰に危機意識が育まれる性質…

悪魔の発明

染み汚れ対策を発端として開発されたという「無色透明の醤油」を知ったのだが、世の中に対して過剰な警戒心を持つ私には凶器としか思えない。 めんつゆと麦茶を間違えるというのは定番ギャグ化していて、実際にそんな人が存在したのかすら怪しい気もするのだ…

かつては「声なき声」だった声

地元新聞の「読者の声」欄で、部活動やスポーツ教室の指導者の暴言や激しすぎる指導といったものへの非難の声をよく目にするようになった気がする。 もちろん、発行されている全ての新聞を購読しているわけではないから全体像として語ることはできないし、過…

国語の時間に書かされた、、、

適当に編まれる言葉を選ぶ間に 救える命が幾つあるやら N君をいじめていたこともあったT君が「いじめ防止標語コンクール」なる催しで佳作を受賞したことを思い出すたび、あの馬鹿らしい催しは今でもやっているのだろうかと考えるのだが、調べる気力すら失せ…

わてほんまに よう言わんわ

コンビニやスーパー等で誤って棚の商品を落としてしまうと、破損させていなくても購入しておかないと申し訳ない気がして、欲しくもないヨーグルトなんかを買い物かごに投入せざるを得なくなるのだが、そもそもの陳列が雑だったり、やたらと店員が棚の前でな…

悪化はせずとも小康状態

まだ休養中。 生きてはいますよ、痛いけど。 休みの国コンサート1975 アーティスト:休みの国 SUPER FUJI DISCS Amazon

心配してくれる人はいないと思うので、心配しないでください。

顎関節症ほか諸々の悪化により休養中。 休みの国 URC Records Amazon

「お前らなんか友達じゃねえよ」

「国民的アニメ」と呼ばれるために必要な条件は何かと考えると、まず知名度、そして人気、あとは放映期間がある程度長いこと、対象年齢が広い、といったところだろうか。挙げられる作品の常連は『サザエさん』『ドラえもん』『ちびまる子ちゃん』『クレヨン…

風まかせ、風まかせ(『新・諸国漫遊記』に非ず)

熱気球に関する事故の映像をYouTubeで検索してみると、素人が見ても強風が原因だろうと判断できる映像が大量にみつかる。主に海外の映像だが、危険は承知のうえで無茶をしがちなのか、はたまた、そもそも強風の中でのフライトが危険という意識が薄いのか。後…

Hey, Mr. “Tamori ”Man

『タモリ倶楽部』が3月いっぱいで終了という報せに、なにか住み慣れた家を焼失したかのような途方もない喪失感に苛まれている。もちろん、いつか終わりがくることは仕方のないことだが、この番組に関しては、まだ心の準備などできていなかった。 テレビ朝日…

となり街には夢がない

美容室とラーメン屋ばかり増えている気がするけれど、あの街はいったい何を目指しているのでしょうね。 ラーメンなんて脂っこい食べ物は、髪の毛にとって御法度のような気もするのだが、ひょっとして美容室の増加に対する抵抗として、ラーメン屋も増加したの…