「ジョニィと呼んで」と伝えてよ

ペドロ&カプリシャスの「ジョニィへの伝言」は、タイトルにもある「ジョニィ(ジョニー)」という名の外国人が登場する反面、歌われる主人公の女性には日本的な雰囲気が感じられたり、そもそも曲調はしっかりと歌謡曲だったりで、「無国籍ソング」などとも呼…

1月15日 晴れ時々曇り あなたに知られて嬉しい事など一つもありません。

小学4年の一時期、日記を毎日提出するという課題があった。全国的なカリキュラムだったのか、当時の担任独自のものだったのかは分からないが、学校教育としての必要性の方もいまだに分からない。 日記自体は小学校入学前から書いていたが、あくまでも自分の…

どうせ散るなら少しは敬われたい

少し調べれば得られる答えというのは、大半が今の自分に都合の良い答えなので、本当はもっと調べなければいけないのだが、大抵は真実と呼べそうなものなど遥か先の地点で力尽きてしまい、ならばハナから答えなど得ようとしなければ良いとも思うのだが、こう…

「この先の辛い思いをしなくて済むように」とアシュカ・ネルソンに似た者が言った

子供の声がうるさいからという理由で公園が使用禁止になるような世の中を肯定する気は全くないが、しかし、私自身も子供の声は苦手である。うつ病の症状が現れはじめてからは、子供の声に限らず、大声・奇声・甲高い声などが神経に突き刺さるような感覚が強…

2022年の30選/20選

2022年に発表された各ジャンルにおける作品の個人的30選/20選。 【2022年の海外音楽アルバム30選】 アデデジ『Yoruba Odyssey』 Andrew Wasylyk『Hearing The Water Before Seeing The Falls』 ヴィンス・ステイプルズ『Ramona Park Broke My Heart』 Wet L…

健康だったとしても人生の半分程はおそらく過ぎてしまっているのだろうから、もう少し優しくしてはくださいませんか、2023

一応こうして生きてはいるし、健康面に多少の不安はあるものの最低限度の生活は送れているのだから、そりゃあもっと辛い日々を送る人たちも沢山いるのは理解しているけれど、それが自分の不満を述べてはいけない理由にはならないと大抵の人間は思っているは…

SOME DAY,THAT PLACE IN TIME(さよなら、2022)

みうらじゅん先生の「みうらじゅん賞」に倣って、私を楽しませてくれた人・ものなどを勝手に称える「みづきうりゅう賞」。令和に入り本家「みうらじゅん賞」は“権威・濃すぎ”になった(?)授賞式を改め、原点回帰的な発表になっておりましたが、こちらは権…

2022年の悲しい俳句

かつて、さまぁ~ずが生み出し、書籍化もされた「悲しい俳句」。YouTube『さまぁ~ずチャンネル』において、視聴者からの投稿作品も募集されていたが、投稿するほどの勇気と自信のない私は、2022年の1年間、毎週火曜に自分なりの悲しい俳句をTwitterにこっそ…

自室の片隅で痛々しく叫んだのけもの

何やら世間で肯定的に捉えられているらしい発言や価値観が、たとえ確かに自分が昔から主張していた内容と同義だったとしても、大抵はそれを証明する術などなく、「時代が自分に追いついたのだ」と喜べる無邪気さがあれば良いのだが、莫大な金銭が動き出して…

分かりたがり屋たちの死体

写真に写る機会がめっきりなくなった私は、何かしらの大きな事件/事故に被害者として巻き込まれたり、あるいは加害者として事件/事故を巻き起こしてしまった場合、報道の際に使われる顔写真は、おそらく直近の証明写真か中学か高校の卒業アルバムのものに…

年末恒例出血感謝祭

大掃除に力を入れ過ぎ、ただでさえ寒さと乾燥でひび割れていた手が、ほんの少し指の関節を動かすと切り裂かれるような状態となり、キーボードを叩くだけでも流血沙汰なので、これ以上の皮膚への負担は危険すぎると判断し本日の日記はこれで終了とする。 血だ…

空有り、迷有り、答えなし

初めて入った某ドラッグストアは、入口の消毒液が空だった。 たまたま間が悪かっただけだろうと思い、その日は常備していた除菌ティッシュで手を拭ったのだが、数か月後に2度目の入店をした時も空だった。 こうなると、仮に「コロナは風邪派」が来店しても、…

続報はもう聞こえない

隣町ではU15のサッカー選手権が10年近く行われているらしい。興味がないというより、スポーツ全般を憎く思っている私は、そもそも知ろうとすらせずに今日まで生きてきたが、「今回のW杯に出場した選手のうち数名もかつて参加していた」というファン以外から…

初雪の 今日もあなたは 裸足かな

自宅では基本的に裸足で生活しているのだが、冬場になるとさすがに靴下を履く。 暑がりなので、体感温度の問題だけならば裸足でも平気なのだが、私の手を覆う皮膚は数分寒風に晒すだけで小さなナイフによって切り裂かれたような傷が発生するほど軟弱で、手ほ…

(注意)これは架空の言葉です。

「死はすべての者に平等に訪れるが、味わう恐怖と苦しみが平等でなければ戒めにも慰めにもならない」――ミルモ・ムドゥアン(1835‐1892) そろそろ終わりの見えてきた2022年だが、今年ほど不愉快な人間の姿を見せられた年はなかったかもしれない。 「好き」は…

4割たちのヴェンデッタ

あれはそうだ、中学や高校時代、授業中には騒いだり立ち歩いたり、注意されてもヘラヘラするばかり、服装や髪形といったものならば好みは別としても校則で細かに定める必要はないと思うけれども、喫煙疑惑や飲酒疑惑、暴力沙汰の話まで聞こえてくるような連…

たまに久石譲とか流れている

美容室やマッサージ屋で眠ってしまうという話はよく聞くが、歯医者で眠ったという話はあまり聞かない。やはり、「リラックス」とは無縁の場所だからなのだろう。歯を削るあの音、コロナ前からマスク着用のために表情が読めず恐怖心を煽ってくる歯科医、頭蓋…

猫、帰る

先日、何者かと激しく争っているらしき鳴き声を響かせて以来、消息不明となっていた我が家近辺をテリトリーとしている尻尾の短い猫だが、本日無事を確認することができた。朝方、怪我をしている様子もなく、これまでのように庭を悠然と横切る姿を目にし、多…

普通の拾い難い靴

駐車場に放置されている靴の大半は、車内で靴を脱ぐようにしている人たちの忘れ物なのだろうが、持主の手に(足に?)戻る確率はどれほどなのだろう。戻らない場合においても、誰がどの段階で処分することが多いのだろう。うっかり者が大勢いるのか知らない…

名前はまだない

夜中、猫が激しめに何かと争う声が聞こえてきた。最初は猫同士の争いかと思ったが、聞こえてくるのは一匹の猫の鳴き声ばかりで、どうやら声をあげずにひたすら攻撃している何者かがいるらしい。 おそらく猫の方は、よく庭をうろうろしている尻尾の短いグレー…

僕らは殺されることのできる年齢

酒も煙草も嗜まない私は、スーパーやコンビニにおける年齢確認というものをしたことがない。もちろん、様々な場面で身分を証明するものを提示することはあるのだが、レジ横の画面等に現れる「20歳以上」といった文字に指を当てた経験がない。たぶん、何かの…

臓器林で踊らせて

「臓器林」。駄洒落としてはすでに多くの(そして若干の猟奇趣味を持った)者たちによって口にされたであろうが、作成した文章中の誤変換にこの文字を見つけた時、何かしらの理由でパソコンやスマホの予測変換を調べられるとあらぬ疑いを受けかねないなと感…

鮮血の叫び

TikTokあたりで流行りなのか、シリアルキラーを模した様子でカメラに向かって刃物を振りかざす姿を撮っていた女性が、手元が狂って自分の顔を切りつけてしまう動画が流れてきた。額の端あたりを切ってしまい、かなりの出血が確認できるため、苦手な方には閲…

身体の傷は思い出の……

左肘に少し目立つ傷痕がある。小学2年の夏頃、自転車で下校中に砂利道で転倒した際の怪我が原因だ。 バンドエイドやガーゼは携帯していたものの、当時はまだ消毒薬までは持ち歩いておらず、とりあえずガーゼで傷を抑えた状態で家に急ぎ、水とハンドソープで…

知らない間に疲れている

暑がりの私でも半袖で過ごすのが辛くなってきた。今年は寒くなるのが比較的早いように感じる。 しかし、外を歩いている分には厚着をしていれば良いのだが、問題は屋内へ入った時で、どうも年々冬の公共施設での暖房が強くなっている気がしてならない。単に私…

知らんうち、こんなとこ切れてる!

3歳の頃、墓参りへ出かけるため母親の車に乗った直後、右手人差し指の爪の間から血が出てきた。たいした量ではなかったうえ、母が絆創膏を持ち歩いていた為、すぐに応急処置もできたのだが、どうしても出血の原因を思い出すことができない。いや、思い出せな…

老いの苦しみを感じるまで生きられたことにとりあえず感謝

30代前半くらいの人間であれば、さすがにどれほど的外れで偏見が強くて人権意識の欠片もないような発言をして批判を受けた場合でも「老害」と呼ばれることはないだろう。言動の内容とは別の実年齢の話なので、相手に年齢がわかってさえいれば、他にどんな罵…

羊を数えても眠くはならない

「私が考えていることなど、それが正しかろうと誤りであろうと、すでに多くの人間が考えていたことであり、はっきりしているのは、あえて公にするほどのことではいということだ」 ということも含めて、わざわざ公にしてしまう自分は一体なんなのだろう……と一…

憎むな殺すな、赦しはしません。

憎むべき相手が高確率で先にこの世から消える場合、「先に消える」というだけで消える程度の憎しみだったのならば幸いだろうが、「死に逃げ」なんて言葉もある通り、先に消えてもらうだけでは、こちらの気が済まない場合も多々あるだろう。少なくとも、私に…

この道はいつか君が事故る道

もちろん個人差は大きいだろうが、知人の畑作農家によると、農業を営む者は他人の畑の状況が気になって仕方ないらしい。田畑の拡がる地域で、あからさまな脇見運転の軽トラックに出くわしたなら、それはおそらく近所の農家である。北海道は自動車事故の発生…