2021-01-01から1年間の記事一覧

「降霊ドライバー」という不穏な誤変換

通院先までの道のりは、やたらと免許を返納したほうが良いのではないかと思わせられる高齢ドライバーに遭遇する。ゴールドペーパードライバーな私では対応する自信がなく、バスやタクシー、あるいは同日に用事のある身内などに乗せてもらっている。 しかし、…

車は“悪魔”でも快適に暮らす道具(狭い日本を急ぎ過ぎた悲劇)

煽り運転に関する報道が話題になるたびに、被害者側の過失を指摘する声もあがり、たしかに非があるように思えるものも少なくないのだが、わざわざ「煽らせ運転」などという言葉を使いたがる者を見ると、「あんたはきっと頻繁に煽っているのだろうな」と邪推…

酷暑と汚水とカイワレ大根

コロナ禍の収束は、まだ先のことになりそうだが、好きな作家やアーティスト、芸能人などが2度目のワクチン接種を終えた報告も耳にするようになり、個人的な不安材料は少しずつ解消されている。妙な話を信じて頑なにワクチンを拒否するような者も多いなか、そ…

本日の星に願いを

「こんなこと言うと嫌われるかもしれないけれど」だの「嫌われるのを覚悟で言うけど」だの、わざわざ嫌われるかもしれないと前置きして、自分は嫌われたことに気づけないほど無神経ではないよとアピールし、実のところ嫌わないでほしいことも匂わせ、なんな…

バックドロップ中にドロップを舐めるのは当然危険である

龍角散が「こっそりなめられる」を売り文句に「のどすっきりタブレット」のCMを放送し始めたのは、2018年の熊本市議会における「のど飴騒動」(質疑中にのど飴をなめていた議員が退席を命じられた騒動)がきっかけだったはずで、この騒動に関しては「日本社…

クマさんとサルマタケ

松本零士が押入れに生えたキノコをちばてつやに食べさせたことがある(ラーメンの具にして出した)というのは『トリビアの泉』で知った話だが、食べさせたということよりも『男おいどん』に登場するサルマタケが実在したことに驚いたのを覚えている。サルマ…

雀荘へ届くのは麦たちの声

パチンコ店で新型コロナウイルスのクラスターが発生しないのは、「喫煙率が高いので異常なほど換気がしっかりしている」、「黙って台に向かっているだけでは感染リスクは高くない」という2点が大きな理由らしいのだが、そこから考えると麻雀の感染リスクは少…

ここ数年の平熱は36度2分ほどでした。

前回の日記は2度目の新型コロナウイルス予防接種当日の夜に記したのだが、「2度目の接種のほうが副反応は出易い」という情報に気をとられすぎて「翌日に副反応が出易い」という点を失念していた。起きたらしっかり発熱していました。 とは言っても、なんとな…

それでも大事をとっておとなしくしています

2度目の新型コロナウイルス予防接種を受けた。副反応の強さはワクチンの種類にもよるだろうが、個人差もあるということは理解していたものの、基本的には2度目の接種の方が起きやすいと聞いていたのに、どちらかといえば今回の方が影響が小さいように感じて…

対話の不可能性

オリンピックがようやく終わったが、パラリンピックも強行される様子だし(もっとも、あれだけの反対意見のなかオリンピックは強行したのに、あっさりパラリンピックだけは中止というのも、それはそれでパラリンピックに対する差別意識を指摘されそうではあ…

こんにさわ!!キャシィ先生

東京五輪が招致できるかどうかと騒がれていた、今となっては当時から五輪反対派であった私さえ「何と平和だったのだろう」と思ってしまう懐かしきあの頃、たしかアスリートや芸能人が東京開催が決定したらこんなことをすると公約を掲げる「TOKYO2020 楽しい…

夢の終わり、悪夢の終わり、そして暗い現実の始まり

ただでさえ暑さに弱くて生きづらいというのにね。 いっそ水を差してくれたほうが生き易くなることだらけでどうにも。まあ、打ち水でどうにかできる話ではなかったけれど。 涼しげなものしか見たくないし聞きたくない。 短い愚痴を書き散らかすくらい許してお…

「寝る子は育つ」と大声で叫んで寝た子を起こす

「逆境が人間を成長させる」と述べる者が、敢えて自らを逆境に立たせようとしている姿を目にした記憶がなく、ひょっとして「逆境が人間を成長させる」のではなく「成長の止まった人間は“逆境が人間を成長させる”と言いたがるようになる」の間違いなのではな…

筋肉痛に耐えて歯医者さんに褒められる

おそらく人口が少ないゆえに、思ったよりも早くワクチン接種券が届き、予約に関しても苦労している方々に知られれば張り倒されかねない呆気なさで完了してしまい、なんだか申し訳ない気分にもなりつつファイザー製ワクチンの1回目の接種を終えた。 接種場所…

「下げ」、燃ゆ

あくまで私個人の話であるが、応援は全く届いている気がしないのに、怨念の方は多少届いている気がする。思い返してみても、憎い相手が不幸に見舞われているケースの方が多いように感じる。逆に、いわゆる“推し”が自分の応援によって励みを得ているようには…

暑さ寒さも彼岸まで。でも、馬鹿は死ななきゃ治らない。

両親共に2度目のワクチン接種を無事に終え、特に目立った副反応もなかった。強いて言えば、母が軽い筋肉痛を訴えた程度で、それも1度目の時だけだった(副反応は2度目の接種時に起こり易いと聞いていたが、母には当てはまらなかったらしい)。 程良い(?)…

国立競技場のアラン・スミシー

小山田圭吾氏が辞任したかと思えば、別の形で絵本作家のぶみが東京オリンピック・パラリンピックに関わっていることがわかり、多くの人が「次から次へとよくもまあ……」と思ったことだろう。幸いと言っていいのか判断に悩むが、小山田氏の前例を見て本人か関…

ジョナスは2000年に25才になり、2021年の辺境の地では一人腐っている者あり

腐るよりは干からびたい。 ルチオ・フルチ作品的なゾンビよりは乾いたミイラで晒されたい。 また一歩、死に近づきました。 さて、東京五輪・パラリンピック開会式の楽曲を担当することが発表された小山田圭吾の過去のいじめ告白記事(1995年のQuick Japanで…

キワノらしき果物と矢崎滋に似たおじさん

「キワノ」……正式名「ツノニガウリ」または「ツノメロン(Horned melon)」。黄色の果皮にゴツゴツとしたトゲをもつ果実。果肉はゼリー状のエメラルドグリーン。 より詳しく知りたい方は各自で調べてもらうこととして、この「キワノ」に関しては、長年気にな…

もっと考えれば特別なほどの憎しみが

新型コロナウイルスを「風邪」程度のものだと本気で考えている人たちが東京五輪の開催に肯定的であるのは、賛同はしないものの、ロジックとしては理解できる。本当に現状が「過剰な恐れ」であるのならば、たしかに開催に問題はないだろう(まあ、コロナを抜…

生まれてこなかったかもしれない男

誕生日が7月なので、どうしても運転免許の更新が夏の暑い時期になってしまう。出歩きたくない季節に、わざわざ車なんぞの話を聞きに行くのは不愉快と言っても良い。優良講習といわれても、ちっとも嬉しくはない。せめて、もう少し安価になりませんかね。 し…

メジャーリーグに行ってからのオオタニサーンが楽しそうなのは、なんだかわかる気がする

松本人志が『人志松本の酒のツマミになる話』において、『ごっつええ感じ』終了の一因がプロ野球中継(報せもなく、突然番組が差し替えられた)であることを語ったとネットニュースで知った。『ごっつええ感じ』の終了騒動に関しては(野球中継だけが原因で…

「あなたの活躍の為に犠牲となった人々は、あなたの活躍を見ることすらないだろう」

「スポーツの力」というような言葉が嫌いだという話は、6月13日の日記でも書いたが、たまたま目にしたテレビ番組で内村航平が「スポーツの力でみんなを元気に」などと言っているのを聞いてしまい、もともと良い印象は持っていなかったが、平時でも嫌な言葉を…

最大公約数で選ばれた最も苦手なもの

繰り返し述べておきたいことだが、至上主義的な振る舞いというのは概ね他人にとって不快に映るものである。もちろん、自分の好きなものの素晴らしさを伝えたい、誰かと共有したいと思う気持ちは理解できるが、かえってアンチを増やすことにもなりかねない。…

三大悪

周囲からの圧力に屈し、免許だけは持っているものの、意地でも車を運転しようとしない私は、それゆえに運転免許の更新という面倒な義務について日常で考える機会もなく、更新連絡書の到着も不意打ちのように感じ、たかだか3000円ほどの更新および講習手数料…

ちなみにタブレットは「純」です

井上なら「順」です 松本なら「潤」です キャンドルは「ジュン」です みうらなら「じゅん」です 蒸し暑くなりはじめの気候による不安定な体調が原因だろうが、眠ろうとすると上記のような某楽曲の文字にしなければ伝わらない替え歌が脳内で繰り返される。眠…

叶えない方が良かった夢(だけど彼らのなかに八代亜紀のファンは誰もいない)

煽り運転などの危険行為を報じるニュースで、加害者側がトラックの運転手だった場合、中学・高校時代のいけ好かない連中のうち、将来の夢を「トラック運転手」としていた者が複数存在したことを思い出す。 連中はどうやらトラックの運転手を気楽な商売だと考…

僕らはみんな加害者として生きている

オリンピック関係者が開催を強行したがる理由が利権/カネであるのならば、もちろん賛同はしないものの、理解できないこともない。儲けられなくさえすれば、あっさり撤回するであろうという意味でも、反対する側としては何かやりようがあると思えるからだ。 …

ジャック・ザ・リッパーは是非ともスポーツ憎悪党

そもそもスポーツに対しての憎悪が深い私は、コロナ禍にかかわらずともオリンピックなど鬱陶しい催しとしか思っておらず、それでも東京がオリンピックを招致したことで良かったと思えることを挙げろと問われれば、「スポーツ界への社会全体の不信や憎悪が増…

グリム童話を読んでも眠くはならないが「グリム」という名の導眠剤はありそうだ。

新型コロナウイルスの流行以降、行きつけのドラッグストアに並ぶようになったプロ用の除菌ウェットシートを使って掃除をしているのだが、これであちこち拭くと部屋全体がほのかに病室の匂いになり、幼少期に入院生活の多かった私は懐かしき小児病棟を思い出…